Art Taipei 2025
2000年代初頭から、テクノロジーとインターネットが急速に開花し、2020年にはコロナが流行するのに伴い、社会では孤独の蔓延という目に見えない危機が生まれつつあります。デジタルやSNSに頼りすぎることで、現実にリアルな交流を減少させ、社会的関係の質を低下させ、結果として孤独感を深めています。今年のART TAIPEIにおいて、GALLERY ETHERは、チャン・ジンウェンとネルソン・ホーの2人のアーティストをご紹介し、「孤独」をテーマにした作品群を展示いたします。チャンの作品では、窓や部屋といった日常的なモチーフを用いて、孤独やコロナへの不安など複雑な感情を表現しています。彼女のユニークな視点は、窓を人々にとっての出口であると同時に入口としてとらえ、窓の絵からそれぞれの物語を表し、各自の部屋は記憶や感情が蓄積される空間として機能しています。一方、Z世代として育ったネルソン・ホーは、SNSに影響されたボディ・イメージや男性性の問題に取り組んできました。ネルソンは、社会的差別や圧力の以外に、ゲイのコミュニティーの中でのジャッジから経験した孤独感や苦悩を反映した作品を展示する予定です。
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